雪が少ないどころか、雪のない2月でした。
3月の終わりのような景色なので
うっかり花の種でも撒いてしまいそうです。
雪が少ないおかげで、出かける先々では
「冬やすみなのに、雪が少なくて、勿体ないことになったね。
でも、天気ばかりは分からないものねぇ」などと
口ぐちに慰められる始末。
『雪なくて 商機を逃す 狸森』 といった感じでしょうか。
不思議とその慰めがしっくり受け止められないのは
へそ曲がりな性格なのか、悲しき世代のせいなのか。
学校を出て社会に放り出されたのは、バブルがはじけたその後で
銀行や証券会社がドミノのごとくパタパタ破綻し
青ざめた表情のサラリーマンだらけの
いわゆる就職氷河期でした。
IT関連だけは光に満ちていたような気がすれど
どうにかこうにか就職した先では
労働環境だって今のように保護されておらず
残業代が出るなんて、夢のまた夢。
(そもそも残業代を頂けるような働きもできないのですが)
失われた10年も終わり頃だったとはいえ、社会に対しては
シビアに構えてしまうクセがついてしまった気がします。
一時的な損得こそが落とし穴!と思っている人も多いくらい。
よって、経営も人生も、永遠に成長期を追い続けるではなく
成熟期をどれだけ長く保つかを大切にしたいかなと
うすらぼんやり思うわけです。
と、語るだけはタダと思い、エラそうに理想を語らせて頂きましたが
冬やすみには恒例行事がギュウギュウ!パンパン!
数か月前から、予約している内容もあるため
2月は雪が降ろうが降るまいが
お休みする気満々なのであります。
商機を逃しつつも、多くの知識とアイディアを得て参りましたので
3月よりじわじわと発揮して参ります。
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