■ ■ ■ 雑 記 ■ ■ ■

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2016年2月24日(水)
商機を逃す

雪が少ないどころか、雪のない2月でした。
3月の終わりのような景色なので
うっかり花の種でも撒いてしまいそうです。

雪が少ないおかげで、出かける先々では
「冬やすみなのに、雪が少なくて、勿体ないことになったね。
でも、天気ばかりは分からないものねぇ」などと
口ぐちに慰められる始末。
『雪なくて 商機を逃す 狸森』 といった感じでしょうか。

不思議とその慰めがしっくり受け止められないのは
へそ曲がりな性格なのか、悲しき世代のせいなのか。

学校を出て社会に放り出されたのは、バブルがはじけたその後で
銀行や証券会社がドミノのごとくパタパタ破綻し
青ざめた表情のサラリーマンだらけの
いわゆる就職氷河期でした。

IT関連だけは光に満ちていたような気がすれど
どうにかこうにか就職した先では
労働環境だって今のように保護されておらず
残業代が出るなんて、夢のまた夢。
(そもそも残業代を頂けるような働きもできないのですが)

失われた10年も終わり頃だったとはいえ、社会に対しては
シビアに構えてしまうクセがついてしまった気がします。
一時的な損得こそが落とし穴!と思っている人も多いくらい。
よって、経営も人生も、永遠に成長期を追い続けるではなく
成熟期をどれだけ長く保つかを大切にしたいかなと
うすらぼんやり思うわけです。

と、語るだけはタダと思い、エラそうに理想を語らせて頂きましたが
冬やすみには恒例行事がギュウギュウ!パンパン!
数か月前から、予約している内容もあるため
2月は雪が降ろうが降るまいが
お休みする気満々なのであります。

商機を逃しつつも、多くの知識とアイディアを得て参りましたので
3月よりじわじわと発揮して参ります。

2016年2月15日(月)
メンテナンスに明け暮れる

休みに入る時点で
我が家のコーヒー豆は売り切ってしまったので
知人のコーヒーを購入して過ごしております。
なかなか他店のコーヒー豆を購入する機会がないので
これはこれで、ずいぶん楽しいもんです。
パッケージをまじまじ眺め、豆をまじまじ眺め
ドリップだとどんな味かな、エスプレッソの方が美味しいかなと
あれこれ試してのんびり楽しむ気マンマンだったのですが・・・

歯医者の予約だー、携帯の交換だー、車の消耗品交換だーと
自身のカラダから、日常の必須アイテムまで
見事にメンテナンス時期が重なり
休み中のタイミングでよかったと思いつつも
楽しむはずのコーヒーも日常のリズムと変わらないペースに。

空いた時間でコツコツと床を磨き
どうでもいいDMや書類の整理をし
最大の壁である冷蔵庫&換気扇の掃除に挑み
メンテナンスは尽きることなし。
ゴシゴシしながら、世の主婦&主夫って
この手のメンテナンスをどうこなしているのか
ふと考えこんだりするもんです。
基本な衣・食・住を整えておかねばならないし
あれこれ完璧にこなそうとすると
発揮できる力の容量を簡単に超えてしまうと思うのです。

スマホの契約時に、65G?ものSDカードを勧められましたが
自分の容量アップに使えるわけでもなし。
店頭のお姉さん、ボロボロの携帯電話を握りしめて来た私が
完璧なアナログ人間(=カモ)だと思って
思い切った売り込みをしたのでしょうが
さすがの私も呆れつつ
なんだか足元見られたような気分になり
トボトボ帰宅した次第でございます。
心のメンテナンスも必要だな・・・。

2016年2月5日(金)
加工品あれこれ

友人にアップルジェリーなるものの作り方を聞いたので
さっそく作ってみました。
青りんごで作ったのに、なぜ真っ赤に仕上がるのか謎ですが
透明感のある綺麗な仕上がりに、食べる前から大満足。
皮や芯などの廃棄部分だけでも作ることができるというから
ますます魅力UPです。

昨年末から取り掛かっていた
オレンジピール&ママレード作りも無事終了。
数えてみたら200個ほどの夏みかんから
オレンジピールはジップロック中サイズに20袋
ママレードは450サイズに40本。なかなかたっぷりです。
夏みかんを収穫して送ってくれた友人に
ママレードはもちろん、チョコ掛けしたオレンジピールや
オレンジのパウンドケーキなど
段ボール箱にぎゅうぎゅう詰めて発送して
夏みかん月間は終了です。

いつもは余ってしまった牛乳も
ミルクジャムに加工していましたが
ジャム類のストックが豊富になったので
今回はホワイトソースに加工することに。
絶え間なく木べらでかき混ぜながら
グラタン、シチュー、クリームパスタ・・・
寒さも手伝って、あったかメニューが頭を巡ります。

それにしても、やまべのジャージー牛乳で作るホワイトソース
それだけで、たまらんです。

2016年2月3日(水)
湯治

山形での生活でありがたいものの一つ、温泉。
時間の許すかぎり温泉に立ち寄り
心身の健康維持に励んでおります。

近所でサクッと済ませることもあれば
出掛け先でついでに入ることもあり
スーパーで買い物をするように、日常的な行動なのも
温泉天国、山形ならでは。

湯船に浸かると、誰ともなしに
「今日の内風呂はちょっと熱いね。露天でちょうどいいねぇ。」
「今朝は寒かったねーっ!熱い風呂がいいねぇ!」などと
挨拶代わりの会話が交わされる日もあります。

お話上手のおばあちゃんが居たりすると
「朝からそばがき食べてきたよ〜」と切り出され
「私、そばがき、上手に作れないさー」と返すと
「私も母親に教わったんだけど、おかゆ作るみたいに
少しご飯を沸々を煮立たせた中に
蕎麦粉をすこしずつ入れてかき混ぜると失敗しないんだよぉ」
と料理教室が始まり・・・
「できたそばがきはお湯の中に入れておいて
各々ちぎりながら納豆に入れたり、胡桃だれにいれたりすると
うんまいよぉ〜」と続くわけです。
こうなると、広い空の下、目を閉じて湯船に浸かりながら
おばあちゃんの語りのおかげで知恵もつく
極上の時間となります。
スピードラーニングより賢い主婦になれる気がします。

心身リフレッシュして脱衣所に戻ると
たいてい現実に引き戻されるのですが
ここでも温泉天国山形ならではの光景が。

洗面台のドライヤーで髪を乾かしていたどこかのお母さん、
おもむろに備え付けのクイックルワイパーを持ってきて
足元をスルスルッと滑らせてから席を立つんではないか。
足元に髪の毛が散らばっているなんてなし!
洗面台の中も、もちろん綺麗!
マナーの行き届いた施設ってサイコー!ブラボー!と
気持ちよくなるうえに、そこらの子どもも自分もすぐにマネっこして
きれいな脱衣所が保たれる連鎖。これぞ理想のマナー教育。

以前は、洗い場に個人の温泉グッズを置きっぱなしにして
他の人を寄せ付けない性根の悪い人もいましたが
洗面道具を置いておく専用の棚が設置されるようになり
ずいぶん気持ちよく、回転よくなったもんだと嬉しい限り。

それだけに、たまにマナー違反がいると
気持ちの落ち込みようは半端ありません・・・。

2016年2月1日(月)
四角い毛布を丸く畳む

さすが2月、冷え込みます。

いつもの「雪に埋もれている」景色でなく
吹きさらしになっている景色は妙に寒々しく
空気もいつもよりカサカサに感じ
暖冬とはいえ、心も暖かになる要素は少ないこの頃です。

肌寒くなる季節、客席にはひざ掛けを用意しております。
ひざ掛けなんぞ
もはや飲食店の必須アイテムと言っていいほど
どこにでも用意されている時代。
今や、ひざ掛けの用意がないと
サービスが悪いと判断されてしまうのではないでしょうか・・・。
お客さんも、ひざ掛けを積極的に使う方が多く
すっかりに馴染んだサービスなんだなぁ、とつくづく思います。

と言いつつ、自分は勧められても、ひざ掛けを使いません。
なぜなら、注意散漫で食べ物をこぼすから・・・。
もしくは、ずり落ちたひざ掛けに気付かないから・・・。
そもそも、寒い日はなりふり構わず着込でしまい
飲食とともに体温が上がるのがパターンだから・・・。
自分でも嫌になりますが
こんな人間、簡単には上品になりません。

ひざ掛けをサラっと使いながら珈琲を飲むお客さんなど
お上品だわ〜、かっこいいわ〜、絵になるわ〜、と
そのスマートな振る舞いに憧れるばかり。

たまに、2枚使いとか、腰にきっちり巻き付けてウロウロするとか
二度見してしまう事例もありますが、まぁ、人それぞれです。

そんな中、お上品像が音を立てて崩れる瞬間がありまして。
四角いひざ掛けを、トイレットペーパーのごとく
両手でぐるぐるっと巻いて返却しちゃう方もいらっしゃいまして
これもまぁ、人それぞれです。

ありがたいことに、使用後に他のひざ掛けも畳みなおしてくれる
きれい好きなお客さんもいらっしゃいまして
うまく回っている狸森焙煎所です。

それにしても、四角いモノを丸く畳む方・・・
パーカーとか、やたら腕の長いニットとか
どうやって畳んでいるんでしょ。